北滋愛 市長/Kita Shigechika Mayor of Hachinohe

　令和XX年の八戸市長であり、内丸市政派の中心人物。元々はパーシアスエンタープライズ会長東間の腹心であり、当初は市政をパーシアスの支配下に置くために送り込まれた傀儡であったが、あるきっかけから東間のもとを離反。太公望と協力し、内丸市政派を結成してパーシアスエンタープライズに依存している八戸の現状を変えるべく行動を開始した。

　温厚であり、少々頼りない部分も多く優柔不断な一面も見られるため、東間からは扱いやすい人間として見られていた部分もあったものの、裏を返せば民衆の苦境と八戸の行く末に心を悩ませる心優しい人物であり、いざという時の胆力は相当の物である。その点において太公望や天城からは敬意と信頼を寄せられている。

　政治手腕においては、少々理想主義的なきらいはあるものの、独断専行は避ける傾向にあり、また、太公望他の相談役からもたらされた意見や進言をすり合わせる能力にたけるため、比較的優秀と評価でき、卓越した個人によるトップダウン型の東間に対し、北は人事手腕と求心力に長けた人物といえる。

多くの同志は既に東間に粛清されており、最後に残った北は東間の唯一の友人ともいえる人物であった。